オットー・フロイデンタールを偲ぶ

1983年から綾部で作陶を始め 今まで多くの人々の知遇を得てきた。この仕事を30数年続けてこれたのも 陶器作りを通じて出会った人々の支援があってのことと思う

オットーフロイデンタールは 当時はスエーデン在住の有名なピアニスト・作曲家で 神戸の声楽家を通じて出会った。この田舎家でも各地から音楽家が集まり 数回 コンサートを開催した。そんな縁で 「白雲窯展」をスエーデンの三都市(ハルムスタット・リンシュピン・リンドシュピン)で企画して開催してくれた。    いわば無名の私たちなのに 開催した街のあちこちに「白雲窯展」のポスターを見かけた。各会場でレセプションまで企画し 同じ時に同行した十名ほどの音楽家グループも 「ジャパンデイ」と銘打ってコンサートを開催 もちろんオットーもピアノ演奏で作品展に花を添えてくれた。

数年に亘るオットーとの交流で多くのことを学んだ。 仕事には厳しく ただ話す言葉にはユーウモアーが溢れ 人々の心を和ます。「人間としての在り様」を啓示され 「上等の人間学」を学んだ。

今もなお 私の畏敬する人物として オットーと過ごした日々・場面をフラッシュして想い出す。

三年前にオットーさんは 突然に亡くなった。    合掌!

「白雲窯作陶展」京都やまと民芸店にて いよいよ明日からです。

 

会場いっぱいに新しい仕事の陶器を並べ 幸せな気分です。大小の鉢・皿・花器そしてカップ・湯のみ茶碗・土鍋と多種多様な仕事を見ていただけることは本当に嬉しい限りです。紅葉まっさかりの京都で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

「白雲窯作陶展」 村山光生・綾子

2018年11月21日(水)~26日(月)
AM11:00~PM7:00

やまと民芸店
〒604-8033 京都市中京区河原町通蛸薬師上ル
℡075-221-2641

河井寛次郎と北大路魯山人

自宅工房での「暮らしの器」作陶展では たくさんの来訪者の方々に新作の数々を見ていただきありがとうございました。

昨日は友人夫婦に同行して 島根・安来市の「足立美術館」を訪れ 心の休暇をしてきました。50000坪の日本庭園。枯山水庭、白砂青松庭、苔庭、池庭と眼前に拡がる閑静な風情には 二度目の訪問ながらやはり魅了させられます。ただ何となく違和感を覚えたのですがどうしても答えが見出せません。

特別展示の河井寛次郎と魯山人の作品の数々には素直に圧倒されました。寛次郎の作品の釉薬のスッキリした透明感はやはり私の仕事の目指す世界だと再認識させられました。ただ今回は特に魯山人の器の世界に感服させられました。その器の瀟洒な仕上がりは独特の遊び心を表現しています。ただただ「仕事を仕事している」私には「仕事に遊ぶ」この魯山人の教示は まさに私の陶器づくりの永遠の課題かもしれません。

帰路 米子・境港に立ち寄り 長時間のドライブで友人宅に着き 反省会と称して飲酒。

明朝起きだし 雑草で緑みどりしている我が家の光景になぜかほっとする。    その時 昨日「足立美術館」で憶えたあの違和感の答えがはっきりと理解できました。  そう「草はひとりでに生える」という自然観が私の好みなのでしょう。

 

’18「暮らしの器」作陶展 

 ’18「暮らしの器」作陶展  村山光生・綾子

6/21日(木)~24日(日)
AM10:00 ~PM6:00

―土を焼く―
ギャラリー白雲窯
〒623-0364 京都府綾部市西坂町宝子36
℡:0773-49-1685
mobil: 090-5907-4576
mail:murayamam1@maia.eonet.ne.jp